※いつもよりがっつりえろかったり、道具を使ったり、自慰してたりしますよ!!
そんなの全然ぬるいと思った方だけどうぞ!!
なにが王の気に食わなかったのか、盗賊には恐らく一生わからないかもしれない。
「……っ」
いきなり王に蹴り飛ばされた盗賊は、したたかに顔や肩を打ち苦痛に顔を歪めた。
文句を言ってやろうと口を開く前に、強く背中を踏み抜かれ、肺から空気が漏れる。そのまま、鮮やかな手さばきで王は自らの腰布を解き、盗賊を縛り上げた。以前の恐怖が湧き上がり暴れるが、時はすでに遅い。
冷たい地面に転がされ、それでも睨みつければ、王は冷めた目で見下ろしていた。初めて見る王の目に、盗賊は訳もわからず思わず口を閉じる。
「貿易商から、おもしろいものが届いてな」
変わりに、王は静かに口を開いた。
その言葉は、なぜだかひどく嫌な予感がした。
王は冷たく笑いながら小箱を取り出し、蓋を開ける。
少し大きめの木の実ほどの球体に、穴が幾つも空き、その横には太い紐のような不思議なな光沢のものがついていた。
なにに使うかはわからなかったが、嫌な予感はますます強くなるばかり。
「北の方で、使われているもので、調教に使うそうだ」
「ちょうっ!?」
ふざけるなっと盗賊は叫ぶ。
なぜ自分が調教なんてされなければいけないのか。
とにかく逃げようと立ち上がるものの、すぐさま王に足を蹴られ、また地面へと寝転がることになった。
「逃げるな」
王はそのまま背中に馬乗りになると叫ぼうとした瞬間、ソレで盗賊の口を塞ぐ。
「んー!!」
がちりっと、盗賊の歯が球体にぶつかり、口を閉じるさせない。下で押しやろうとしたり、噛み砕こうとするが頭の後ろで紐を固定されるとびくともしなかった。
首を少し回し睨みつけると、王は笑っているのに笑っていない。ぞくぞくと嫌な予感が盗賊の頭を冷やす。なぜだか、徒党を組んだ敵に囲まれるより恐ろしい。
王を蹴り飛ばし逃げようとするが、逆に足をとられ関節を逆方向にねじられる。
「んんんんんん!?」
痛みに身を捩れば、すぐに離された。
「大人しくしてろよ」
一度腕の拘束が解かれたかと思えば、上半身を持ち上げられ、ぐるりと縛り方を変えられただけだった。腕を強く締め付けられ、痛みに顔をゆがめる。
そして、気づけば盗賊の腰紐も解かれ、すぐに抜け出せないよう2重に縛られた。食い込む痛みに顔を引きつらせるが、口にあるソレが邪魔してうまくいかなかい。
すると、王はぐるりっと盗賊の体を仰向けにし、腰布を抜き取った。
無防備な下半身が晒され、寒さに震える。
まだ勃ちあがっていないそこを見下ろし王は何かを思いついたのか笑った。
何度目かわからない嫌な予感に顔を盗賊はまた抵抗し、顔を蹴り上げようと自由な足をバタつかせる。が、しかしそれもすぐにうるさいとばかりに縛られた。
盗賊の癖に転がされ、変な道具で口をふさがれ、縛られている状況が情けなくて泣きたくなってくる。これでも、盗賊は街に出ればそれなりに名も通って聞く物を震え上がらせているというのに。
すっと、もう抵抗すらできなくなった足の間に手が伸びた。
ぴくりっと、王に慣れてしまった体は触れられるだけで反応し、硬度を持つ。それを見ながら、王は首にかけていた装飾の中で一番細い紐の首飾りをすっととった。
「ふ……?」
怯えたような息を漏らす盗賊に、王は特に返事をせず、その首飾りを伸ばし、片手で盗賊のソレを持ちながら器用に根元を縛り上げる。
なにか叫びたかったが、がちがちと口の中の球体を噛み、唾液を伝わせるだけでなんの意味もなかい。巧みな指に翻弄され、大きさを増したそこは根元をきつく、それこそ盗賊が顔を歪めて呻くほど締め付けるはめになった。
「んーっ!!」
「似合うぜ」
似合うか!! 変態!! っと叫びたかったが、言葉にならない音だけしかでない。
くすくすと笑いながら王はしばらく縛ったそこを弄ぶように扱った。完全に勃ってしまったそこに首飾りが食い込み苦痛を与え続ける。
どれだけ声をあげても暴れても王は止めはしない。苦痛の快楽の間、盗賊は顔を歪めた。
「んん!! っ!?」
掠れた声を聞きながら、一度王は指を離した。
次はなにが起こるのかと睨みつける盗賊に王は一度立ち上がると、見慣れない小箱の蓋を開け、小さく笑いながら告げた。
「ありとあらゆる快楽を体験した王にも、気に入っていただけると思います、だそうだ」
不思議な色の液体の入った小瓶と、物凄く嫌な形をした棒を取り出す。
もう、嫌な予感どころではなかった。痛みも忘れて盗賊は危機を確信。どうにか逃げられないとそれだけを考えたが、どう考えてもいい案は浮かばない。
液体はともかく、物凄く嫌な形をした棒だけは近づけられたくすらなかった。それは見ただけで使用方法と、それによってひどい苦痛と屈辱を味あわされるものだとわかるからだ。
思わず盗賊は怯えた目で睨みつけ、転がった状態でずりずりと後ずさる。
だが、それはただ王の笑いを誘うだけで脅しの効果すら持たない。
「大丈夫だ」
王は、ひどく、ひどく優しく笑いながら決定的な言葉を吐き出した。
「俺のより小さい」
盗賊は目の前が真っ暗になるほどの絶望を味わった。
あえてそれをどうするか言わないことが更に恐怖を煽っていく。
王は震える縛られたままの足を持ち上げ、折りたたむようにひっくり返すと、瓶の蓋を開けた。
強烈な甘い匂いは、盗賊のトラウマを刺激し涙を溢れさせる。無駄だと思っても今日何度目かわからない抵抗をしても、瓶の中身は盗賊の足の間にどろりとたらされた。
きつく食い込むソレを、足を、背を、腹をそして中心の少し下をとろろとと流れていく液体を王は指に絡ませながらいきなり下の入口へと指を這わせた。
「ん!!」
盗賊は冷たい液体の伝う感触と恐怖に震える。
しかし、その冷たさもすぐに体温で暖められ、同時に体を熱くした。その熱さはまるで強制されているかのように盗賊のそこを硬くさせ、食い込みを更にきつくする。
その中で、王の指がいきなり無理矢理広げるように二本突き入れられた。
「!?」
目を見開き痛みを逃がそうとするが、体がおかしいことに盗賊は気づいた。
激痛にも似た感覚が、あっという間に快楽に近い刺激にすぐさますり替わっていくのだ。
痛みが、気持ちいい。そんなことありえるはずがないと思いながらも、うまく言葉が紡げない口は甘い息を漏らした。
ぐちゃぐちゃと指がわざと高い水音を立てて内部をかき回し、中を広げる。その指が微かに動くだけでもただただ絶頂を迎えそうなほどの刺激が脳へと伝わっていく。
(なんだこれ!!)
ぼろぼろととめどなく涙を流しながら盗賊は心の中で叫んだ。
口をふさいでいるもののせいで声をあげずにすんでいることはいいが、息苦しい。
鼻からうまく息ができない。
熱が一気に下半身に集まり、何度も意識をさらおうと痺れが目の前を濁した。
いつか、そういう効果を持つ香を嗅がされた時に似ているが、違う。あれはもっとゆるやかな甘いものであったというのに今回はもっと、中から体の全てを変えられていくような激しくも苦しいものだった。
いつの間にか三本に増やされた指が内部を突き上げる。
とっくにそこはどくどくと達したがり、とめどなく液体を溢れさせているのに、食いこむ首飾りが許さない。
これほど、絶頂を迎えられないことが苦しいことだと盗賊は初めて知った。激痛にも似た感覚が、次の瞬間にはひどい快楽へと変えられる。それが更に限界へと追いやるのに、出せない。
血の集まった頭に頭痛が響く。
「ひっう……!!」
歯が折れそうなほど口の中の球体を噛み締めた。
全ての感覚が快楽のために働く。達したくてたまらず、腰を振り王の指を奥へと飲み込んだ。
反り返る背筋は崩れ、がくがくと大きく震えた。明らかに限界と言いたげな盗賊の瞳は正気ではない。
すでに、思考は奪われ、唯一つのことしか考えられなかった。
今、もしも盗賊の口を塞ぐものがなければみっともなく王に泣きつき、乞うてしまっていただろう。
それだけ、盗賊は追い詰められ、侵されていた。
王は指を動かしながら、本当に器用に片手で足の拘束を解く。
その瞬間、王の背を捉えるように足が広げられ、絡みついた。
狂気の色を宿した瞳が誘うように王を見つめる。
「そう、急かすな」
落ち着いた声音で王は足を外し、盗賊を抱き上げた。
「っ!?」
体格差があるせいでそれはうまくいかず、どちらかというと倒れそうな盗賊を支える形になったが、その腰を撫で、歩くように導く。
一歩踏み出すだけで足が崩れ、座り込む盗賊を促しながら、王は盗賊を椅子に座らせ、大きく足を開かせた。
そこにもう羞恥はない。ただ、王を誘い快楽を求める娼婦のように身をくねらせ、絶頂を求める姿がある。
王はその艶姿の一瞬見とれたが、すぐに笑みを形作った。
達せずにどろどろのソコの縛られた部分をなぞり、そして、液体の瓶と一緒に取り出した棒を盗賊の頬にすりつける。
涙と汗にまみれたそれを、盗賊は見つめると頬を寄せる。あれほど嫌悪感を感じていたはずの表情は無い。
王はその棒を一度盗賊の中心に擦りつけ十分に濡らすと、開かれた足の奥へとあてがう。
ぶるりっと、盗賊が期待に身を震わせた。早くと言いたげに瞳と悩ましく捩られる身が誘った。その表情には笑みすらある。
(少し、強く効きすぎたな……)
内心後悔しながら王はそれでも、そこにソレを強く押し込んだ。
痛みに悲鳴をあげるように喉が反り返り、足が痙攣した。しかし、それはすぐさま快楽に変わって中で馴染みんでいく。
王はそれを深く突き入れたり、ぎりぎりまで出したりを繰り返し、ながら、その日、初めて盗賊の頬に口付けた。
体を必死に王にすりつけ、あえぐ盗賊はその触れるだけの唇にも感じるのか、「ん、ん、」っと声を漏らす。
しかし、奥まで突き上げた瞬間、ひどく辛そう顔をするのは、未だ一度も達していないせいだと思えた。けれど、その辛そうな顔すら、次の瞬間にはとろけたようなものへと変わっていく。
間近で見るその表情はすっかり乱れ、理性を手放していた。
王が抜き差しする手を止めれば、ひどく切なそうな、求めるような瞳で体を摺り寄せる。
ゆえに、王はその腕の束縛を解いた。
「っ?」
自由になった腕を、思わず根元を縛っているのを解こうとするのを王は手で抑えそのまま中に埋められている棒へと導いた。
「聞こえているか?」
微かに瞳に色が宿る。
聞こえているのだろうと判断した王は盗賊の中心にかすかな刺激を与えながら告げた。
「自分で、こっちを動かしてみろ」
「!」
声をかけられたことで微かな理性を取り戻したのだろう、いやいやと首が小さく振られる。
ただ、その動きに力はなく、王の微かな刺激と中に入っているという存在感だけでぴくぴくと足を震わせていた。
「きちんとできたら、前を外してやる」
ぴくりっと、その言葉に指が動いた。
今の盗賊の頭にはただ、吐き出したい。イきたいという思いでいっぱいだった。なけなしの理性が消えていく。
自分からはみ出ている部分に力の入らない手を添える。
そして、ゆっくりと中に埋めた。
「ん、んんんん!」
ぞくぞくぞくっと、背筋に快楽が走る。
それは、王が与える物に比べれば拙く弱いものだったが、自分が自分に、こうして後ろで感じさせている事実という要素が加わったことでまた違ったものになっていた。
時折、自分で自分を慰めることはあっても、決して後ろに指を伸ばしたことはない。
けれど、今、まさに、自分は今までこだわっていた部分を捨て、動かしている。
しかも、王の前で。
硬いそれは中をゆっくりと抉り、そして引き出された。
耳障りな水音がごりごりと理性を削っていく。恐る恐るだった指が次第に早くなり、奥深くへと強く突きこんだ。
王の視線はそらされることも隠されることもなく盗賊の体に突き刺さった。
それでも、もう止まらない。何度も繰り返される行為。
そして、一際強く盗賊の体が跳ねた。
掴んでいた指から力が抜け、ぐたっと体がずり下がる。何事かと考えた王は、その苦しげにひくつく盗賊の中心を見て、一つの結論に至った。
「出せずに、イったか」
ぼろぼろと零れていた涙はもう出ていない。ほとんど枯れてしまったかのようにただ頬に筋を残していた。
王は盗賊の体からソレを抜き出し、放り捨てる。
そして、その筋に何度か唇を落とすと、耳元で優しく囁いた。
「ご褒美だ」
しゅるりと、今根元を締め付けていた束縛が外される。
「――――!」
白い液体が溢れて飛び散った。
盗賊の褐色の肌を白く染め、王の手を汚し、何度も小分けに震えながら今まで吐き出せなかった欲望が溢れていく。
明らかに異常な強い震えとともに、枯れたかのような涙がまた溢れ出た。
がちがちと何度も口の球体が噛まれ、それでも止まらない。
王に体を完全に倒しきり、盗賊は顔をこすりつけた。まるで助けを求めるような行為に、王は背中を撫でたり、その髪に口付け落ち着ける。
ただ、それでも触れるだけで感じてしまう盗賊は更にそれによって絶頂を迎えた。
やっと震えが収まってきた頃、全て出し切ったかのように見えながら今だとろととろ白い液体を吐き出し、そこは硬度を持っていた。
感じているのではなく、強制的に感じさせられている状態はよっぽど辛いのか、気づけば盗賊は自身に手を伸ばす。それと同時に、ずるりと椅子から降り、胸に預けていたはずの顔を王の下半身へと滑らせた。
さすがにその行動には王も驚いたが、すぐに笑ってその髪を撫でながら聞く。
「アレでは、足りないか?」
躊躇いもせず頷いた盗賊の口の拘束を外すと、王は唇を重ねる。
かみ付き合うような、貪りあうような、どちらか一方的なものではなく、お互いがお互いを求めるように舌を絡めた。
すると、盗賊は王の首に腕を絡め引きずり倒した。
王が口を開く前に盗賊は王の服を乱し、すでに固くなったソレを取り出し、口に含んだ。
一気に喉奥まで導き、舌と唇でで締め上げる。
まるで、獣のようだった。
その獣の美しさのまま、しっかりと王のものを濡らし、またがる。あまりの積極的な動きに王は圧倒されながらも許した。
「はっあああああああぁぁぁぁぁ!!」
貫かれる痛みと、快楽に顔を笑みに歪ませ、盗賊は腰を動かした。
あまりの激しさと、先ほどの愛撫に王はほどなくして盗賊の奥に欲望を吐き出す。
しかし、まだ終らない。
盗賊は中にぶちまけられた熱さに自分の身を抱いて震えながらも、更に笑うのだ。
「お、う、さま」
盗賊からの貪るような口付け。
中でまた王のものが大きくなった。
「もっ、と、あんた、を、ちょうだい」
王は口付けを返すと、返事の変わりに腰を動かした。
「……なあ、王様」
目を開けて第一声、盗賊はひどく、ひどく不思議そうな顔をしていた。
「なんで、俺様、ここにいるんだ?」
それは、ひどくズレた言葉。
意味がわからず王が聞き返すと、盗賊は本当に不思議そうに首を傾げる。
「めちゃくちゃ頭痛い上に体もいたいけど、俺様、いつの間に王様のところきたんだ?」
「……」
「というか、俺様、昼から後の記憶がないんだけど……」
「覚えて、ないのか?」
盗賊が、王の部屋を訪れるのは決まって夜。
昼に盗賊がここを訪れることはない。
「全然」
王は、薬が少しではなく強すぎたことを痛感する。
おかしいと何度も呟く盗賊に昨夜の事を話すべきか。
そして、その場合自分が何に腹をたてたか言わなくてはいけないか、王は考えた。
なんとかリクエストかけました!!
やりたいエロを詰め込んだら夢のような話になったぜ!!(別の意味で)
ギャグボール(口拘束してるやつ)+根元縛り+大また開き+自慰!! 後、管理人の趣味で騎乗位(ずっとやりたかったんですよー!!)
ちょっと薬のせいでどっちかというと盗賊淫乱話になってしまいましたが、管理人は満足です!!
後、記憶吹き飛ばしたのは、これを盗賊が覚えてたら舌噛んで死にそうだなっと思い……。
とりあえず、北というのは、ヨーロッパ方面ということで、一つ。エジプト的には北なんです。西洋にするか最後まで迷いましたが、やっぱり、きちんと地理的に……っと思い。
声出せないとか、キスできないとか、小説的にちょっと難しいと勉強できました。日々精進。
えーっと、某神様!! エチャではお世話になりました!!