※盗賊王女のお胸が大変なことをされてます。
 率直に言うとパ○ズリです。










































「アクナディン様、私はたまに思うのです。本当にあの盗賊めを王に渡すべきだったのかと。時折、本当に、逃げたまま放っておけばいいと思ってしまうのです。
 ああ、別にほだされた訳ではございません。これは王と国のためを思ってのことなのです。
 これは私的な意見になりますが、あれは危険です。劇薬です。王を殺そうとしている点を除いてすら油断や甘く見てはいけない存在なのです。
 どうか、お心にとどめていただくだけでかまいません。ただ決して侮らないでください。
 そうでないと最悪、この国を傾けることになるかもしれません」

 老神官は、まさかっと苦く笑った。



「さて、お仕置きだぜ。バクラ」

 部屋に入って王の第一声に、女は目を見開き顔面を蒼白にして担がれたまま暴れた。
 その抵抗は激しく、恐らく抑えるのは暴れ馬を手懐けるより難しいだろう。けれど、王は気にしない。
 暴れるのにふらつきながらも女を寝台に放り込んだ。そして、女の腰帯を一瞬の神業で解き後ろ手で縛りつけ、反転させる。
 それでも暴れ続ける女を無視し、襟へと手を伸ばした。

「まっ待て、お前、俺様に無理させねえんじゃなかったのか!! これ外しやがれ!!」
「忘れたぜ」

 王はあっさりと切捨て、襟を掴んで一気に引き裂いた。安い布が裂かれる音は、断末魔の悲鳴に似ている。

「ぎゃあああああ!! これ俺様が買ったんだぞ!!」
「俺がやったチョーカーをうっぱらった金だろうが。まったく。妙にねだると思ったらそれで女官や兵士を買収するとは」
「もらったもんは俺様のもんだ!! どうしようと俺様の勝手だろ!!」
「それもそうだな」

 そこで、女はある事実に気づいた。
 あまりにも、王の声が冷たいことに。淡々としすぎていることに。王は、怒っていた。静かに、煮えたぎるように。
 服を下腹部まで切り裂かれ、豊満すぎる胸やなだらかなラインを描く腰、へそまであらわになる。寒さにぶるりと震えれば、王は無表情を見下ろしていた。
 その無表情が怖い。いつもならそこに笑みを浮かべ楽しそうであるというのに、今日はにこりともしていない。

「俺が、どれだけ」

 つっと、王は指で晒された喉を指でなぞる。
 ぴくんっと思わず反応してしまうものの、そんなことよりも王の声が気になった。

「心配したと思う」

 その指は胸の間を彷徨い、あばらから華奢な腹へと下りていく。
 焦らすような、迷うようなその動きに女は身を強張らせた。

「お前のいるキャラバンが襲われたと聞いた時、どれだけ俺の心が冷えたと思う」
「……」
「お前が逃げるくらいはどうでもいい。どんな手を使ってでも炙り出して見つけ出してやる。
 だが、死んだらどうしようもない。俺とて、冥界までは手が届かないのだから」

 じっと、王の瞳と女の瞳がかち合う。
 そらされることのない双眸はただ強く、まっすぐだった。

「ここにいろ。ここにいて、俺の物になれ」
「ぜってえ、やだ」

 一瞬の隙間もない、答えだった。
 強く強く強く、ただ激しく、女は王を睨みつける。
 屈するものかと、抗い続ける。けれど、その瞳には王しか映っていない。
 だからこそ、王は笑った。
 楽しそうに、嬉しそうに笑って、女に軽く口付ける。

「そうか」

 声音の柔らかさに、思わず女は肩から力が抜けるのを覚えた。いつもの王に無意識に安心してしまう。



「まあ、でも、お仕置きはするぜ☆」



 いつも通り過ぎたが。
 王は腹から胸へと手を伸ばすと左右から持ち上げるように持ち上げ、やわやわと揉む。

「てめええええ!! 腕外せ!! やめろ!! もむな!!」
「揉むくらいなら毎日してるだろ?」
「そういう問題じゃねえ!! ぁ、」

 好き勝手弄びながら王は何をしてやろうか考えている。
 ソレは本当に、楽しそうでたまらないという表情。
 盗賊は足をバタつかせ王を蹴り落とそうとするがうまくいかない。どころか、胸の感覚に小さく声を上げてしまった。 

「安心しろ、無理矢理いれたりはしない」

 どこに何をだと叫びたかったが、あっさり答えられるのも嫌なのであえて問わず、無言で暴れる。

「ただ、そうだな……お前にとって屈辱的じゃないと、お仕置きにならないから……」

 何か思いついたのだろう、王は手を伸ばせばすぐにある棚の上に常備されている小瓶に手を伸ばした。
 その小瓶の中身が香油であることは女も身体で知っている。なんと言ってもいつも使われているのだから。
 何をされるのだと監視していると、王は何気なく自分の腰帯を解き、そして小瓶の蓋をとった。そこまでは良かった。女も警戒はしたものの何が起こるか予測できなかったからだ。王はそんな女の胸に、香油を落とす。冷たさに思わず身を縮ませたが、やはりその瞳には疑問が宿っている。
 二つの胸と、その間にたっぷりと落とされた香油を指で皮膚と温度に馴染ませるようにかき混ぜた。

「ひ、きもち、わる……やめ、」

 ぬるぬると広がり馴染んでいくのに抗いながら背筋を微かに反らした。
 身体の下で潰れる縛られた手が痛い。

「う、ぁ……」

 あくまで王の手つきは優しいものだった。刺激は微弱なものであり、唇を少し噛めば抑えられる程度のものだったがあまりにも緩やか過ぎて逆に力が入らない。徐々に熱くなっていく身体をどうにもできず首を振る。
 すでに、足に力はこもっていなかった。
 息に甘さが混じり、瞳が潤む。

「さて、」

 どきっと、一瞬で熱が引いた。
 女は目を見開いて足に力を込めるが、王は先ほど解いた腰布を器用に女の胸の付近にまきつける。
 すると、帯は食い込み持ち上げられ、寄せられ、胸が強調された。

「これからがお仕置きだ」
「いってえ!! やめろ!!」
「やめたら、お仕置きにならないだろ?」

 こう見えても俺は怒っているっとはっきり告げた。
 ぐっと一瞬女は怯む。なぜ怯んだかはわからない。
 そうしていると王の手が更に胸を寄せた。

「安心しろ、痛くはない」

 そう言って自分のモノを取り出す。
 すでにそれなりの大きさになったソレを間近に見せ付けられ、思わず視線を外す。何度も寝台を供にしたが、こうしてはっきり見るのは初めてだった。

「ま、なにしやがる……舐めろとか言うなよ」
「ああ、まだそこまで望んでない」
「え……あ!」

 王はソレを女の膨らんだ胸の突起にこすりつけた。強い刺激に震える。
 それと同時、なんだか、女も薄々、というか、はっきりと感づいた。

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!! やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ!!」

 絶対嫌だと暴れ周り、身体を反転させようとするが、がしっと胸を左右から掴まれ強く握られた。

「いた、いたい!!」

 一瞬、女の身体が痛みに止まる。その隙に王は胸の寄せられた隙間と隙間に自分のモノを突き入れる。

「――――――――――――――っ!!」

 熱く、硬いモノが自分の胸の狭間にある事実を受け入れたくない。
 女は思わず目尻に涙を滲ませた。

「やめろやめろやめろっつってんだろ!!」
「それにしか言えないのか?」

 微かに息を荒くしながら、王は構わず胸をやわやわと揉みながら腰を動かした。
 未知の感触が胸の間を通っていく。
 香油が馴染んだ場所は滑りよく何度も中を往復していった。

「こっこれならぶちこまれた方がましだ!!」
「我慢しろ」
「うう……腰動かすな!! やめろ!!」

 ぐちゃぐちゃとかき混ぜられ、胸を犯されるのを見下ろしていると女は妙な気分に陥る。それは胸を揉まれている感覚と、初めて間近で見る男のモノのせいでもあった。
 身体の芯が熱くなるような、気持ちよくないはずなのに汗が滲む。

「やめ……! ぅ」

 胸の突起をいじられ、思わず唇を噛んだ。
 足がぴんっと伸び、息が熱くなる。

「きもち、わるいんだよ!!」
「俺は気持ちいいぜ?」

 最低な笑顔で王は言いながらその額に口付ける。
 その顔に噛み付いてやろうかと歯噛みする女に、王は楽しげに呟いた。



「で、胸の中と、顔、どっちに出してほしい?」

  
  
 一瞬、思考が停止する。
 出す?
 なにを?
 どこに?
 どうして?
 ぐるぐるとその単語が回りながら、やっと現実に気づく。
 このままだと、かけられる。
 今まで何度かコレに触ったことはあった。というか、触らされたことはあった。
 その時はだいたい手の中に出されていたせいか、抵抗はあったがそれほど屈辱感や羞恥はない。
 しかし、この状態で胸や顔に出されたら、それこそ屈辱である。
 胸の間、いっそう大きく熱くなったように感じられる王のモノに脅え、にらみ付けた。

「やめろ!!」
「いい加減、諦めておけ」
「諦めるか!! この変態!! 変態!!」
「よし、顔にしてやる」
「!?」

 王は腰の速さを上げ、少し背を曲げて強く胸を寄せた。
 アゴの付近で動く先端から逃げようと顔をそらすが無駄な抵抗でしかない。
 激しく胸の間をこすられながら、なにもできず女は目を閉じた。

「いくぞ」

 熱い飛沫がアゴや首、頬を汚す。
 熱く白い液体は顔を動かせばぬるぬると肌を伝い汚れを広げた。
 口の中に液体が入ってしまいそうだったが、それでも女は口を開く。

「お、ぼ、え、て、ろ……!!」

 血を吐くような、低い恐ろしい声だった。
 屈辱と羞恥に塗れた顔で、涙を零しながら睨みつける。
 王はそれを見て、酷く満足そうにうなづく。

「ああ、忘れない。いい眺めだ」
「コロス!! コロスコロスコロスコロスコロス!! 絶対てめえは俺が殺す!! ぶっ殺す!!」

 口に苦味を感じて更に泣きたくなりながら女は再び殺意と憎悪を燃やした。
 ただ、王を見て、ただ、王だけを。

「ああ、そうしてくれ」

 だから死ぬなと、王は口の中だけで呟いた。
(もっと憎んで憎んで憎んで、俺から離れるな)



 パイ○リやっちゃいました☆
 王様本当に変態。本当に自重しない。そして、それは私も同様です。
 しかし、後悔はしません、楽しかったから!!
 ちなみに、これは、前回の続きです。脱走した盗賊王女に王様すごく怒ってます。
 最初胸は縛るか縛らないか迷ったのですが、お仕置きだったのでやりました(黙れ)
 無理矢理の素晴らしさを教えてくださった某神様、ありがとうございます!! これからも自重しません!!(しろ)
 ちなみに、さすがの王様もずっと生殺しはアレなので、手でやらせてるみたいですよ。嫌そうな盗賊王女の顔が浮かびますね。



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