※管理人のやりたい放題のターン!!
 ひどいよ!!












































 美しい旋律にのって、少女が踊る。
 華奢でどちらかといえば小柄な少女だった。肌も露な衣装に包まれた未熟な体はその胸にも腰にもまだつくべき肉はなく、細い腕はそれなりに鍛えられているように見えるが丸みはなく、まだ少年のようだった。
 ただ、長い黒髪とその髪を飾る鈴、そして赤い赤い紅をくっきりひいた唇はそれなりに見れたものだったが、あまりにも色気というものに欠けている。その上、アゴの輪郭や唇を見るにそれなりに美しいだろうという顔を薄い顔布で隠していたのだから、弁護の言葉すら浮かばなかった。
 演出とは聞いていたものの、そんな少女になにができるのか、観客たちは嗤ったが、一度、少女が動き出せばそれをすぐさま翻すことになる。
 ふわりと、体重がないかのように少女は跳んだ。
 肩にかけられた飾り布がまるで優雅な羽のように揺らめき、同時に黒い髪が広がりしゃりんしゃりんっと髪に散らばる鈴が鳴る。
 しなやかに身をくねらせ、ゆるやかに、あくまでゆるやかに指先一本まで繊細に空気をかき混ぜていく。
 踊りだす前までは、あんな子どもがっ笑っていた観客は、たった少しの動きで、全員顔を硬直させ、少女に魅入った。
 今や、少女はただの子どもではない。男でも女でもない妖しいまでに中性的な魅力を内包する踊り子であった。
 その踊り子の一挙一動に観客は心を奪われ、視線を囚われる。
 黒髪がさらりと揺れ、体中に飾られた鈴が一斉にしゃりんっと謡った。
 特に、するりと伸びた足首にくくられた鈴は、それだけではなく、リズムをとるように軽やかに鳴り止むことなく続く。
 しかし、観客を世界に溺れさせるのは踊り子だけではない。
 踊り子が踊るための舞台を紡ぐ奏者の音とて、この場にそぐわぬほど巧みだった。恐らく、王の前で、というのは少々言いすぎかもしれないが、どこの貴族の酒宴でも奏者の音は歓迎されるだろう。 
 決して、踊り子に負けず、かといって邪魔をすることなく寄り添う音に、奏者の歌が重なれば、観客は口を開くことすら許されない。
 踊り子が身を翻せば鈴が鳴り、飾り布がふわりふわりと舞う。光の角度で透ける布は、踊り子の滑らかな肌を透かし色気を醸し出す。
 そして、踊り子が見えぬ目線をぐるりと観客に向け、顔布に覆われていない赤い唇をにっと笑ませた。
 それだけで、ごくりっと、唾を飲んだものたちは自分が呼吸すらろくにしていないことを思い出す。
 妖艶、その言葉がひどくしっくりくる。
 場を支配するのは、踊り子と、奏者の紡ぐ音だった。
 音もなく、踊り子が跳躍し、観客たちの中央、恐らく観客たちの中心人物らしき男の前で頭を下げる。
 はっと、男が夢うつつから微かに目を覚まし、踊り子を見る。

「どうか、剣をお貸しください」

 奏者が、音は止めずに凛っとした声で呟く。

「その者は、剣舞も得意とします。飾り剣はここに来る前に預けてしまいましたので、どうか剣を」

 踊り子は、妖艶な中にもどこか年相応の愛らしさの見える仕草で首をかしげた。
 そして、手を伸ばす。
 恭しく、その手に剣を受け止めるために。
 男の表情に、下卑たものが混じった。

「いいだろう」

 腰から鞘ごと無骨な剣を渡すと踊り子は嬉しそうに唇をほころばせる。
 どうにも、踊り子の華奢な手には似合わないが、それでも、ふわりと少し男と距離をとり、鞘に口付けると芝居がかった動きで剣を抜く。
 鈍い刃をまるで重さなどないかのように巧みに振りながら、踊る。
 曲調が強いものに変わり、奏者の言ったとおり、なるほど、見事な剣舞が繰り広げられる。
 男の前で、ふっと、踊り子は剣を抱いてうずくまる。
 踊りの一部だろう、目で追いながら、男は、なぜか違和感を感じた。
 なんの違和感かはわからない。
 だが、妙に肌がざわめいた。
 その正体に、すぐ気づく。
 光の加減のせいか、踊り子の瞳が見えたのだ。
 ただ、見えただけ。 
 それだけだったはずなのに。

「お前……」

 踊り子の瞳の色は、青だった。
 見たことのある青。 
 その青を見るだけで、なぜかひどく苛立つ。

「お前は………」

 記憶の中で、なにかがかち合った。
 それは、踊り子が立ち上がったのと同時。 
 もう、青い瞳は見えない。
 だが、そんなことはどうでもいいことだった。

「お前は!! まさか、まさかbっ!!」

 なぜなら、それ以上、男は喋ることすら必要なくなっていた。
 衆人環視の最中、まるで踊りの一部のように完璧に、しかしそれまでの動きの中で最も速く、剣が男の喉を突き破ったからだ。
 踊り子は何一つ変わることなく剣を抜き、返り血が当らぬように身を翻す。
 そして、その唇から、見かけよりも少しだけ低い声で呟いた。

「我らが主の報復、受けていただきました」

 状況のまったくわからない観客たちは、見ていた。
 ただ、男が殺され、返り血を噴出しながら、倒れていくのを。
 地面に転がる男を見下ろしてさえ、観客たちはうまく状況が飲み込めない。
 ゆっくりと時間が動く中、踊り子だけが、通常の時間で動く。
 いや、それ以外にも同じ時間で動くものがいた。
 護衛と思わしき男たちの内、幾人かが観客に切りかかったのだ。
 音が、壊れる。
 散らばった酒の瓶が、椀が蹴り飛ばされ、潰され、倒れ、壊れ、動けない人間は、殴られ倒れ伏す。
 そして、動く幾人が、指示を待つように踊り子を見た。
 踊り子は、自分を守るように立ちはだかる比較的若い男に耳打ちする。

「主の、バクラ様のご命令です……皆殺しにしなさい、一人も、生かしてはいけません。
 ただし、彼には無礼はないように。彼はバクラ様の恩人です。
 私は彼とすぐに離脱しますが、できれば、彼の前では残酷なことは避けなさい、彼は――」
 
 踊り子は、おもしろがるように、しかし、どこか自嘲のように囁いた。

「正義の、味方なんです」

 無言で若い男が頷くのを確認すると、踊り子は奏者の隣にまで下がると、男たちの開いた道を二人で抜けていく。
 部屋から出れば、それほどの苦労はなかった。
 背中で喧騒を聞きながら、走る。
 途中、踊り子は飾り布を惜しげもなく放り出し、身を飾る鈴を乱暴に引きちぎった。
 奏者はそれを眉をひそめてみるので、踊り子はまるで品なく唇をひん曲げる。

「ああ、めんどくせえ」



 ずるり。



 黒髪がとれた。
 それに引き摺られるように顔布も一緒にオチ、うるさく鈴が鳴る。
 黒髪と顔布の下、現れたのは、白い髪と青い瞳、そしてどこか少年めいた、だが、唇の赤のせいかあくまで少女にしか見えないそれなりに整った顔立ちが現れた。
 しかし、少女の中、なによりも目をひくのは、右目の下、大きく残った傷痕は、少女の愛らしさを台無しに、ただし、獣めいた美しさの片鱗を強調する。
 そして、すっきりしたというような表情で奏者を見た。
 奏者は、どこか呆れたような顔でしばらく少女を見たが、口元を隠す布を剥ぎ取った。
 口布をあてていたときは、口調と雰囲気のせいかそれなりの年齢に見えたが、意外と幼い。年の頃ならば少女と同じくらいだろう 

「セト様、体のご調子は?」
「これのおかげでなんとかな」

 走りながら、ひらひらと口布をはためかせる。

「しかし、なんだあの薬は。あの場にいた貴様の部下以外全員が気持ち悪かったぞ」

 薬という言葉に、少女は笑う。

「あー、ちょっといい気分になる薬?
 灯に混ぜてもらったんだよ……そんくらいしねえと、俺様に一度逃げられて警戒してるあいつら、油断しねえだろうし」

 頭ぼんやりしてるから、危機感も警戒もなんもなくなってんだ。
 けらけら笑うその顔に、もう妖艶さも色気もありはしない。
 少年は、本当に先ほどまでの踊り子がこの少女が結び付けられなくなってきている。
 扉を開き、外に出る。
 そして、急いでいくつか道を抜けて、少年と少女は立ち止まった。
 呼吸を整えると同時、少年は自分のマントを肩から外すと少女にかける。
 不思議そうに見上げる少女から目をそらし、少年は一言だけ呟いた。

「はしたない」
「別にいいじゃん、減るもんじゃねえし」

 少女は再び自分の体を見下ろす。
 肩も足も腹部も丸出しに、きわどいところだけは隠しているものの、胸の部分の布はあまりに薄く、光の加減で透けるようになっていた。
 だが、そんなものは場末の踊り子であれば普通に着ているものである。
 ますます不思議そうな少女に、少年は大きく溜息をついて、マントを少女の体を隠すようにまとわせた。

「……女だと、バレると困るのはお前だろ」
 
 その言葉にすぐにはっとしたように少女は体を隠した。
 そして、次々に体からまとった鈴を引きちぎり、指輪や足環を外す。
 適当に布に包んでその辺りに放り出すと安心したように少年に向き直った。

「それにしても、何度聞いても、セトがあんなに巧いなんて、意外だよな」
「そうか?」
「だって、セト楽師になりてえわけじゃねえだろ?」
「……母が、楽器を奏でるのが好きでな……俺も仕込まれた」
「ああ、なるほど」

 納得したように少女は頷く。
 今思い浮かべた少年の母は、なにをしていてもおかしくないのだ。

「今回の作戦で、いい楽師が捕まらなかったから、ありがたかったぜ」

 少女はそう呟きながら、少年を見る。
(でも、まさか、協力してもらえるなんて)
 ことの発端は、数週間前。
 とある事情で危険に陥った少女は、少年のおかげで危機を乗り越えた。
 しかし、それでことはお終いではない。
 少女は、信じられないことにこの街を裏から牛耳っていた。だからこそ、自分を危険に陥れた男、この町で少女に逆らう一派の頭目である男を、許しておくわけにはいかない。
 だが、一度少女の危険性を知っている男は、警戒した。少女どころか、少女の息がかかっているものすら遠ざけ、中々隙を見せなかった。そこで、少し大掛かりな仕掛けでもって、少しづつ自分の手の者を侵入させ、機会をうかがった。
 そして、見かけどおりの苛烈な少女は、それだけでは収まらなかった。絶対に自らの手によって男を殺さないと気がすまないと思ったのだ。
 けれど、少女を警戒する男は、少女に少しでも似た存在を近づけさせるわけがない。
 少女は考えた。
 どうすればっと。
 そうして、考えられたのが、踊り子のフリをして潜入する、である。
 相手は少女の性別を知らなかったし、髪の色や瞳はどうにか誤魔化せた。ただ、他の部下も、少女の正体について知らないというのは少々不安が残るが、それでも、手札は揃った。
 さあ、始めよう。
 そう思った時に、なんの因果か、楽師が急に倒れてしまったのだ。
 作戦の一部であるから、適当な人間を捕まえてくるわけにもいかない。

「でも、セトが手伝ってくれるなんて、思わなかった」
「……」
 
 少女が、頼んだわけではなかった。
 ただ、なんとなく、「よい楽師がいないか」っと口に出した程度だった。
 それだけで、なぜか事情を詳しく話さなければいけないハメになり、そして、なぜか名乗りをあげたのだ。
 少女には、理由がさっぱりわからない。
 けれど、少女は少しだけ、少しだけ後悔していた。
(こういうこと、あんま、深く関わらせたくなかったんだけど)
 しかし、起こったことはしかたないとすぐさま開き直る。

「……俺も、少々腹を据えかねていた、ということだ」
「なに? セト、なにかされたの? うわ、だったらもっとむごったらしく殺してやりゃよかった」
「…………」

 少年は、無言で少女の唇を強くこすった。
 驚く少女に赤い紅のついた指をつきつける。

「拭い忘れていたぞ」
「あっありがとう……?」

 そして、少年はじっと少女を見、視線をふいっとそらした。
 意味のわからない行動に、少女は首を傾げる。

「さて、そろそろ帰らないと母上が心配する……お前はどうする?」
「んー、ちょっと身を隠しとかねえと、色々不都合あるし……セト様のところに、お邪魔しましょうかね?」

 その腕をとり、体をすり寄せる。
 なんでもない、仕草のはずだった。
 だが、すぐさま、その腕は振り払われた。

「……セト?」

 じりっと、近づくと、じりっと遠ざかる。

「なんで逃げるんだよ」
「…………」
「セトー、おーい、せとー、セト様ー?」
「なんでもない」

 なんでもないというには、少々様子がおかしかった。
 まるで、何かを意識しているように見える。
 なにかを。
 少女は、自分の姿を見下ろした。
 少年が、はしたないというような、いつもとは違う、女を強調した服。
 いつだって、少年はどこか少女を「同性」として扱っていた。別に、性別を勘違いしていたわけではなく、そういう格好をしていて、少女も、そう扱ってほしかったがゆえに、だ。

「セト……」

 少女が笑って、ジリリと近づく。
 少年も、ジリリと逃げた。

「俺様、どう見える……?」
「お前は、お前だろ……」

 冷や汗をかきながら、少年は答える。
 少女は、すっとマントを脱いだ。
 少年の顔が蒼白になる。

「俺様は、俺様だよな」

 少女の表情に、楽しいという色が浮かんだ。
 以前、少女は全裸で少年の隣にいたことがある。
 その時は、蹴りだされた。

「マントを、着ろ」

 だが、今は明らかに意識されている。
 いや、意識されているというよりは、少年の顔の引きつり具合から、恐怖されているという方が正しいが。

「なんで、逃げるんだ?」
「お前が、絶対によからぬことを考えているからだ」
「考えて、ないぜ?」
「嘘を、つくな」



 そして、少年は、しばらく考えた後、逃げた。



 少女は、勿論追いかける。
 周囲から見たら、どんな光景だっただろうか。
 恐らく、とてつもなく滑稽な光景だっただろう。
 顔面蒼白で、恐怖に顔を歪ませた少年が、あられもない踊り子の服を着た少女に追い掛け回されているというのは。
 しかも、全速力で。

「なー!! セトー!! セト様ー!! 逃げんなよー!!」
「家に帰っているだけだ!!」
「じゃあ、俺様と一緒に帰ろうぜー!!」
「帰ってるだろ!!」
「腕とか、組もうぜー!! 胸押し付けてやるよー!!」
「やめろ!!」





 その追いかけっこは、家の前、少女の姿を見た瞬間、喜びの悲鳴をあげた少年の母に出会うまで続いたという。





 母に捕まった少女をこれ幸いと切り捨てた少年はふと、読む本に落ちる影でどれだけ時間が過ぎたかを知った。
 本を閉じ、夕食の用意をしようと立ち上がると、いつの間にか視界の片隅にぐったりとした少女が倒れているのがうつる。
 いったいいつからいたのだろう。
 まだ復活していないところを見て、そう前のことではないと理解できた。
 散々母にいじられたのだろう、服が変わっている。踊り子の衣装のように露出は高くないが、細身の体にぴったりしたもののせいか、いつもの少年らしさは見えない。
 少年は一度立ち止まり、目を伏せ、自分の中で何かを切り替える。
 近づいてみると、気配に反応したのか、顔をあげた。

「あっおば様、今日は自分が飯作るって」
「そうか……」

 うっすらと化粧の施された顔は、疲れた顔とあいまってか、少女を別物に見せた。
 少年はそれでも特別迷うことなく、お疲れ様、とでも言うようにその背を撫でる。
 
「なんだ、もう警戒しねえんだ」

 つまんねえっと、笑う。

「お前は、お前だろ」

 何を警戒する必要がある。
 答える少年に、少女は猫のように体を寄せる。
 そして、目を細めて、呟く。

「ずっと、こうしていられたら、いいのにな」

 静かな声だった。
 あまりにも静かで、少女らしくない。

「ずっと、ずっとこうやって」

 もたれかかる少女の体は細く、小さい。
 けれど、いつの間にか少女の体はその性別らしい柔らかさを持つようになっていた。

「セト」

 見上げる青い瞳。
 その目尻が、うっすらと潤んだ。
 少女は少年の体に顔を埋め、それを隠すようにこすりつける。

「神官になんか、なるなよ」

 ずっと、ずっと今のままで。
 ずっと、ずっと。
 少年は、少女の髪を撫でる。
 震えるその感触を確かめながら、少女と同じように、部屋に響く声で呟いた。



「嘘泣きは、やめろ」 



 びくっと、少女の体が跳ねた。
 表情は見えないが、少年は淡々と続ける。

「いいか、嘘泣きは母上の方がお前の倍はうまい」
「………」
「いや、母上の場合は、嘘とわかっていても勢いで押し通すがな」
「セトの、けち」

 こつっと、少女の頭を軽くこづく。
 少女が顔をあげた。笑っている。

「でも、さっき言った言葉は、本当だぜ?」
「嘘をつくな」
「なんでだよ」
「お前は、停滞など望むわけがないだろ」

 それに、少女がずっと、などという言葉を信じていないのを、少年は知っている。
 少女は永遠を否定し、変化を求め、前進を望む。
 もしも、少年が停滞を選んだとしても、それは変わらない。

「お前が何を言おうが、なにをしようが、俺は立ち止まりはしない」

 そして、少年は、停滞を選びはしない。
 だからこそ、こうして少年と少女は一緒にいるのかもしれない。

「俺様の色仕掛けにもひっかかってくれないし、けち」
「なにが色仕掛けだ。色気のカケラもないだろ」
「もしや、セト様……男色?」
「俺がもし、そうであれば貴様の背中のような胸にも欲情できるだろうな」

 戯れのような軽口に、少女はなぜか嬉しそうに笑って、少年の肩に頭を預ける。

「ずっと、このままでも、いいのに」
「嘘をつくな」

 少女は、うん、嘘と呟いた。



 らっぶらぶだろ……これ、セトバクじゃないんだぜ……?
 自分のやりたいこと、好きなことを詰め込んだら、とんでもないことになった。
 だが、後悔はしていない。
 今回やりたかったこと:バクラの女装(女装?)+踊らせる、セト様が楽師+歌う、泣き落とし、色仕掛け。
 バクラは、踊りがうまいと信じてる、そして、セト様は万能家だからなんでもできるって信じてる。楽器もできるし、歌もうまいって……!!(お前だけ)
 後、天●赤い河●ほとりの影響をバリバリ受けてます。すみません。あの漫画好きなんです。
 とりあえず、書いてる私が楽しかったので、オールオッケーってことにしてください。
 でも、もっと色っぽい描写してええええええ!!
 しかし、私の文才じゃ無理だああああああああ!! 
 
 次が最後です。
 楽しいモラトリアム時代の終わり。
 前進を望むからこそ、立ち止まれば置いていかれ、進めば道は別れていく。
 結局、二人はそういう運命なのです。
 王様は、うまく捕まえてくれるのかな。



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