お義父さんと10代目



「ところで、テュールさんって、本当にお若いですね」
「そうかな?」
「ええ、なんだかまるで年をとってないみたいな……」
「実は、年をとってないって言ったら……どうする」
「え?」
「実はね、私は年をとっていないんだよ、なぜなら」
「なっ……なぜなら……?」






















「お父様だからさ」























「……?」
「おや、わからないかね……結構会心のジョークだったんだが……」
「おとうさまって……スクアーロさんの?」
「まあ、そうでもあるけど……じゃあ、ヒントだ」
「……ヒント……?」
「スクアーロが兄でゴーラが弟だな」
「……あの、ますます……?」
「錬金術師はわかるかな?」
「れ……?」
「……もしかして、ドン・ボンゴレ、君はジャパニーズの癖に漫画を読んでいないとは言わないよね?」
「いや、漫画は読みますが……」
「ほら、あの、ジャパンで大人気の漫画だよ!! 錬金術師の兄弟が賢者の石を求める……」
「…………………………」
「ああ、その顔はわかったって顔だね。いやー、引退してから暇でね、ジャパニーズコミックをよく読むのだが、あれは面白い!」
「はあ……」
「特にあの漫画はヴァリアーと同じ元が七つの大罪のキャラがでてくるだろ。だからお気に入りなんだ……まあ、イメージはあまりかぶらないけどね」
「それで、お父様ですか……」
「そう、彼も年をとってないんだろ?
 いやー、最初はホムンクルスなんだよっと言おうかと思ったんだけどね」
(どっちにしろわかりにくい……)
「しかも、あの主人公の兄弟、義手や全身機械(鎧)なんてまるでスクアーロとゴーラじゃないか!!」
「スクアーロさんは小さくないですけどね」
「ああ、しかし、少々傲慢なところや短気なところはそっくりだな。
 そうだ、今度スクアーロにも勧めてみよう、あれで意外とコミックがすきなんだ」
「……はあ……」
「……そういえば、君は9代目と同じように手から炎がでるそうだね……」
「えっええ……」
(なんか目をつけられた!?)
「……アルコバレーノは冷静で非情なヒットマン、君の犬的存在……軍部か……」
(どこからつっこんだらいいんだ……!)
「それにしても惜しいな、確か君の霧の守護者が色々な姿になれるんだって……」
「えっええ……」
「……惜しい……惜しいな……ヴァリアーにスカウトしてもいいかい?」
「やめておいてほしいです」


 とある方にツナとテュールってどんな話してるんですかっと言われて少し妄想。
 テュールに私の妄想を話しているような気がしてきました(だめじゃん)



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